2012年2月15日水曜日

人が倒れた

「うわぁ~~ん、あ~~~ん」
という謎の男性の声が聞こえてきた。決して色っぽい声ではない。

仕事が終わって、近くの駐輪場にまで歩くのに最近はツイキャスをしている。今日もツイキャスをしながら歩いていた。夜なので道は暗く、街灯はあるけどもそんなに遠くの方まで見通せるほどは明るくは無い。
そこで謎の声である。前方20~30mぐらいだろうか。これから歩いて行く先から声がする。こ、恐い。。。視聴していたY先生(医者)も恐いとコメントを残してくれていた。
さて、歩いていくと、誰かが立っていた。そして足元には黒い物体があった。その黒い物体は人だった。何事かと思い近寄ると、黒い物体の男性は痙攣しているようだった。近くに立っていた男性が声を掛けても反応していないとのことで今から119番に電話を掛けるところだと言う。
倒れていた男性は口から泡を吹いていた。それに血も混じって赤い筋が口の端から垂れていた。私はとっさに吐瀉物があっては気道が詰まると思い、半身になるように傾けた。一緒に歩いていた同僚は動かさない方がいいt言っていたが、それも怪しかった。
ツイキャスを視聴しているY先生は医者なので、どうしたらいいかを尋ねたりした。やはり気道の確保が優先だったのだが、実際には何も嘔吐物も無かったので、仰向けの状態に戻した。その他にもイロイロとY先生に尋ねた。どこかぶつけたような感じはないかとかを見てみるように、とのことだがどうしたらいいのかさっぱりだった。
しばらくすると痙攣は収まり、息は順調になっていた。目が開いていたので、声を掛けてみるが応答が無い。また口の周りの泡や血を本人が手でぬぐっていたが、やはり苦しかったのかもしれない。でも無意識でぬぐったようだ。鼻息が聞こえているので呼吸が止まっているわけではなさそうだ。
5分くらい経ったであろうか、救急車のサイレンの音がだいぶ近づいてきた。その頃になって男性が意識を取り戻した。
「何なの。どうなってるの」
状況が掴めずに混乱しているようだ。そこで私は
「あなたは気絶して倒れたんです。救急車を呼んでますからね」
と伝えた。そしてY先生の指示で今日の日付を聞く。
「えっと。。。2月。。。16日。。。」
今日はまだ15日であるが、それを聞いた私も今日が何日か分からなくなってしまい
「あれ、今日何日だっけ。15? あれ? 16? いや、15日でいいんだ」
やはり倒れた本人はきちんと状況が把握できていないのだ。

「え? 今日は16日じゃないんですか?」
ひょっとしたら私同様に素で間違えてるのかもしれない。
そうこうしているうちに救急隊も到着して、バトンタッチした。救急隊員からちょっと事情聴取のような感じでどれぐら気絶していたかとかを答えた。

医療従事者ではないので当然と言えば当然なのかもしれないが、Y先生からの指示を全くと言っていい程実行できなかったのが悔やまれる。
人を救うのは簡単なことでは無いということを、改めて実感した。痛感した。
私の父親も27年前になるのか、ゴルフ場で倒れて意識不明になったという。恐らく同じような光景が展開されていたに違いない。


救急救命講座を受けようと思った。

0 件のコメント:

コメントを投稿